沿革

大阪大学大型計算機センターは、全国の大学等の研究者が学術研究・教育等に伴う計算及び情報の処理を行うために利用する全国共同利用施設として、昭和44年(1969年)4月に設置されました。この全国共同利用大型計算機センターは、日本学術会議がその設置を政府に勧告したことを契機に設けられ、本学とともに北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、九州大学の7ヶ所に設置されました。
その後、上記役割に加え、情報化の推進のための実践的調査研究、基盤となる設備の整備等のため、本学を含む7大すべてにおいて、大型計算機センターは全国共同利用情報基盤センターとして改組されました。大阪大学では、平成12年(2000年)4月に改組・拡充が行われ、大阪大学サイバーメディアセンターと称して運営しています。
現在、情報基盤(サイバーメディア)センターの7センターは、国立情報学研究所コンピュータネットワーク網(SINET)のノード校として機能し、計算機の相互利用を可能とし、独自の大規模計算サービス機能等を提供するとともに、互いに緊密な連携を保ちつつ運営が行われています。

旧大型計算機センターの沿革

1962年4月 計算機センター発足
1967年4月 バッチサービス開始
1967年9月 NEAC2200モデル200、通信制御装置及び周辺機器導入
1968年1月 阪大MAC (TSS)システムサービス開始
1969年4月 全国共同利用施設として大型計算機センター設置
1972年3月 NEAC2200モデル700(1号機)、NEAC2200モデル500導入
1986年6月 スーパーコンピュータSX-1サービス開始
1994年3月 大阪大学総合情報通信システム(ODINS)導入
1997年1月 スーパーコンピュータSX-4/64M2サービス開始
1998年3月 演算サーバExemplarV2200/Nサービス開始
2000年3月末 改組

旧情報処理教育センターの沿革

1981年4月 学内共同教育研究施設として設置
1982年2月 三菱電機の汎用機COSMO 900II導入
1982年4月 TSSを利用した情報処理教育開始
1987年2月 IBMの汎用計算機3090-200とPC(5550)を用いた複合システムに更新
1992年3月 NeXTワークステーション388台を中心とした分散システムに更新
1996年3月 ソニーのサーバ群とPC QuarterL (NEXTSTEP搭載)500台に更新
2000年3月 IBMサーバ群とPC IntelliStation E Pro (Linux搭載)700台に更新
2000年3月末 改組

附属図書館の沿革

1931年5月 附属図書館設置
1988年9月 OPACサービス開始
1995年3月 学内LAN上でCD-ROM検索サービス開始
1997年12月 WWW上での電子展示サービス開始(懐徳堂)
1999年8月 西洋古版アジア地図の電子展示サービス開始
2000年3月末 一部改組

サイバーメディアセンターの沿革

2000年4月 サイバーメディアセンター設置
2001年1月 スーパーコンピュータSX-5導入
2001年9月 電子図書館システム導入
2001年11月 高速キャンパスネットワークシステム(ODINS 4)導入
2002年1月 バイオグリッド基盤システム導入
2002年3月 アプリケーションサーバサービス統一アカウントシステム・ポータルシステム導入
2002年9月 豊中教育研究棟竣工
2003年1月 データグリッド基盤システム導入
2005年3月 教育用電子計算機システム更新
2006年4月 情報推進部設置(サイバーメディアセンターの事務担当)
2006年10月 全学IT認証基盤(CA/RA)システム導入
2007年1月 スーパーコンピュータSX-8R、PCクラスタ導入
2007年3月 汎用コンピュータシステム更新
2008年4月 高信頼基幹・全学ネットワークシステム(ODINS5)導入
2008年7月 スーパーコンピュータSX-9導入
2009年3月 教育用電子計算機システム更新
2009年6月 学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点として認定(2010年4月開始)
2010年10月 全学IT認証基盤(CA/RA)システム更新
2012年10月 汎用コンピュータシステム更新
2013年4月 大阪大学総合情報通信システム6期(ODINS6)導入
2013年4月 情報推進機構設置
2014年4月 大規模可視化対応PCクラスタ導入
2014年9月 教育用電子計算機システム更新
2014年9月 ITコア棟竣工
2014年12月 スーパーコンピュータSX-ACE導入
2015年4月 本館改修
2015年4月 サイバーメディアコモンズ開所
2015年8月 情報推進本部設置(情報推進機構改組)
2016年4月 先進高性能計算機システムアーキテクチャ共同研究部門設置(2022年3月31日まで)
2017年4月 富士通次世代クラウド協働研究所設置(2020年3月31日まで)
2017年10月 全学教育用コンピュータシステム導入
2017年10月 図書館システム導入
2017年12月 全国共同利用大規模並列計算システム(OCTOPUS)導入
2018年4月 総合情報通信システム(ODINS)8期導入
2021年5月 高性能計算・データ分析基盤システム(SQUID)導入
2021年5月 高性能計算・データ分析融合基盤協働研究所設置(2024年4月30日まで)
2021年5月 データ集約基盤(ONION)試験導入
2022年10月 全学IT認証基盤システム更新
2022年10月 全学教育用電子計算機システム導入
2022年10月 図書館システム更新