◇電子図書館システム

 サイバーメディアセンターでは附属図書館と協力して、2001年9月から電子図書館機能の本格的整備・サービスを始めます。利用者認証などの情報基盤システムをベースに、データベースなどのディジタルコンテンツ資料のネットワーク利用を広く研究者、学生に提供することを目的としています。また、本学が所蔵している貴重図書などのオリジナルデータを電子化してWeb上で提供したり、海外衛星放送を学内LANに接続し配信します。

 具体的には、次のサービスを行います。どしどし、ご利用下さい。
  1. 本学の精神的源流である懐徳堂及び適塾にかかわる歴史的に重要な資料や、日本でも有数の古浄瑠璃コレクションである赤木文庫など、大阪大学が所蔵している貴重資料を電子化する予定です。公開準備が整いましたら附属図書館のホームページ上でお知らせします。
  2. Web of Science (Science Citation Index Expanded) と、JSTOR (Arts and sciencesCollection)を阪大キャンパス内でサービスします。(現在は、トライアル中で既に利用できます。)
    Web of Scienceは、医学・生物学を中心とする自然科学分野の主要な学術雑誌約6,000誌の引用文献データベースで、1990年から最新のデータが見られます。JSTORは、人文社会科学を中心とした 主要な学術雑誌のバックナンバーを初号から電子化した全文データベースです。どちらもWebブラウザにより利用できます。
    2002年度からは、Web of Science, JSTORの他、次のデータベースをサービスする予定です。 ・MDLの「CrossFire」
     ・ISI-Thomson Scientificの「JCR Web」
     ・CASの「SciFinder Scholor」
     ・Elsevier Science ScienceDirectの「Complete Navigator」,「INSPEC」
     ・日外アソシエーツ NICHIGAI/WEBサービスの「MAGAZINEPLUS」「BOOKPLUS」
    早めにトライアル期間が持てるかもしれませんので、ご期待ください。
  3. これまでから本学が独自に作製した教育・研究用の映像や学術講演会などの映像コンテンツをビデオ・オン・デマンド(VOD)により学内の端末からアクセス可能でしたが、それに加えて、海外衛星放送などのコンテンツが学内の端末から視聴可能となります。
      
  4. MPEG2に対応したVOD用利用者端末を図書館本館3Fに25台、生命科学分館4Fに3台、吹田分館2Fに3台設置しています。この端末は、情報教育用計算機システムおよびCALL教育システムと同じ利用者IDでメールとWebの利用もできます。
      
  5. 附属図書館(本館・生命科学分館・吹田分館)に情報コンセントを整備しました。上記のVOD用利用者端末と同様に情報教育用計算機システムおよびCALL教育システムと同じ利用者IDで持ち込みパソコンの学内LANへの接続ができます(但し、今年度は学生・院生の利用者IDにしか対応していません)。
    データベースサービスの紹介や、利用についての詳細は、電子図書館のページ上で最新情報をお知らせしていますので、ご覧下さい(http://www.library.osaka-u.ac.jp/dl/index.html)。