編集後記


 7月生まれの私は夏が好きだ。しかし、さすがに連日の最高気温が36度といった今年の猛暑にはうんざりしていた。ようやく峠を越したようでほっとひといきついている。広報誌の原稿集めは例年たいへんであるが、先生方から忌憚のないご意見をお伺いできることもあって、企画・編集作業は真夏の私の楽しみでもある。今回の特集のテーマとしてとりあげたプレゼンテーションは、欧米の小学校での"Show and Tell"を見習ってか、小中学校での「総合的学習の時間」でも取り入れられていると聞く。その意味では、まさに小学生から大学生まで金太郎飴の状態なのである。本学の学生からは、プレゼンテーションにハマッているという感想も多い。教員側は、飛び出す意見や質問に対して的確な回答やアドバイスを与えられるように、単方向の講義よりしっかりした授業準備が求められる。学生に学ばせるだけでなく、教員も学ばねばならないのである。
(M.N.)


 サイバーメディアセンターは、教育用計算機システムや大規模計算機システム、電子図書館システムなど、幅広く学内の情報インフラを整備する役割を担っている。もちろん、学内の基幹ネットワークもその対象であり、現在、昨年度の補正予算を受けて、学内の基幹ネットワークの導入作業を進めている。ギガビットの大容量を教育・研究でいかに使いこなすかが課題でもあり楽しみでもある。また、今年1月には、研究用として世界最速級の新スーパーコンピュータシステムが導入されたが、今回のフォーラムの利用者の意見にはまだ十分に反映されていない。スーパーコンピュータを用いて世界的な研究成果をあげたという報告を近いうちにぜひ聞きたいものである。
(K.B.)





広報委員会委員
   吉田 勝行 (委員長、サイバーメディアセンター)
   前迫 孝憲 (大学院人間科学研究科)
   養老 真一 (大学院法学研究科)
   小郷 直言 (大学院経済学研究科)
   下條 真司 (サイバーメディアセンター)
   中西 通雄 (サイバーメディアセンター)
   時田 恵一郎(サイバーメディアセンター)
   馬場 健一 (サイバーメディアセンター)