TA(Teaching Assistant)の声



 今年度初めて情報活用基礎のTAを担当させて頂きました。
 普段自宅で、インターネットやメールなどを利用している学生がほとんどだと思っていましたので、最初の授業では大した仕事もないだろうと思っていましたが、実際にはじまってみると、「大文字しか打てません」とか「ログインができません」といった基本的な質問も出てきてたりと、少し考えを改めさせられました。ほとんどの学生がWindowsしか利用したことがないと思いますので、Linuxの操作に戸惑った部分もあるかもしれません。
 しかし、新しいものを経験すること大切なことだと思います。これから先、全く触れたことのないアプリケーションを利用する機会があるかもしれません。そんな時でも自分一人で何とかできる力が身についていれば、こういった授業は意義あるものではないでしょうか。内容的にも、メールの利用、表計算、プレゼンテーションと、これからの学生生活に必要となってくることですので、完全にマスターしてほしいと思います。
 最後にサイバーメディアセンターの環境について感じたことですが、新築されて一度も足を運んでいなかったこともあり、綺麗で利用しやすいことにびっくりしました。使えるアプリケーションも豊富で、普段皆さんが利用していないアプリケーションでも、使ってみると意外に役に立つのではというものもありました。せっかく、自由に使える素晴らしい環境があるのですから、もっといろいろ触って、新しい発見をしてほしいと思います。

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 情報活用基礎のTAを初めて担当しました。
 まず、反省としては生徒から質問があったときに、少し複雑な作業だとついつい、私が操作して解決してしまうことがありました。
 これは今思えば、その場の解決は見込めても生徒自身の成長を考えた際にはヒントだけを与えて操作は全て生徒にやらせるべきだったと思います。
 また、多数の生徒から全く同じ質問が来たことが印象に残っています。生徒(特にPC初心者の人)の質問には似たようなものがあります。(画像のダウンロードの仕方がわからない、ファイルがどこにあるか?etc)そこで、『情報活用基礎』におけるPC操作のFAQのようなものをHP上に蓄積していくことが重要ではないかと考えています。
 これによって、TAが同じ回答を反復しないといけない作業も減りますし、TAに質問するのを躊躇して取り残される生徒も減るのではないでしょうか?
 もちろん、そのFAQのページを積極的に利用するように誘導する必要がありますが。
 最後に、今まで大学では生徒側に立っていた私ですが今回のTA経験で教育というものの難しさを少し考える機会を得ることができました。

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 今年度、「情報活用基礎A」のTAとして半年間、授業補助をさせて頂きました。この経験を通してCMC・情報活用の授業について感じたことを述べさせて頂きます。
[CMCについて]

 TAとして、およそ3年ぶりに学内のパソコン環境を使用する機会を得ました。私が授業を受けていた頃はまだ「情報処理教育センター」と呼ばれる小さな建物で、パソコンの台数も少なく、学内のあちらこちらの場所にパソコンが散らばっているという感じで不便でしたが、現在のCMCは大規模な建物に多数のパソコンが完備されたものとなっており、授業を受ける学生にとって、また、自宅にパソコンを持たない学生にとっては非常によい施設になったと感じました。ただし、使用中にすぐに落ちる、自身のホームページが外部からみられない、原因不明のフリーズなど、授業進行に支障を与える不安定な部分や不便さも相変わらず見られ、また、これらの要因が、学生がCMCから遠ざかる一つの原因になっていると思われました。これらについてはより使い勝手のよいものを目指してほしいと思います。
[情報活用の授業について]

 既に議論されたことかも知れませんが、やはり授業でLinuxが標準で使用されるというのは、大学に入ってはじめてパソコンに触れることになる学生や、授業を担当することになる理科系以外の先生方にとっても大変なことのように思われます。ワープロや表計算などは、使い方においてWindowsとほとんど同じ仕様になっているとはいえ、実際の授業運用面においては、OSがLinuxであるための負担・とまどいが教える側にも教えられる側にもみられ、スムーズな授業進行の妨げになっているように思いました。
  授業を受ける学生に関しては、最近は携帯電話など頻繁にコンピュータ類に触れる機会が多いせいか、説明したことに対しての飲み込みがはやく、初心者の方もさほど無理なく授業をうけているという印象を受けました。ただ、一方でわからないことに対してはすぐに答え(やり方)をTAに聞いて解決すればよいと思ってしまう学生も多数見られました。人からやり方(情報)を聞きだすというのも一つの情報の得方ですが、これからはパソコン等を駆使して、自分の力で必要な情報を得る・不必要な情報を捨てるということも積極的に行っていってほしいと思いますし、そのようなことはますます求められると思います。これに関して私の方も、質問に対してすぐに答えを教えてしまうのではなく、一緒に考えながら自分で答えを見つけられるようなアドバイスの仕方ももっとしていくべきだったと反省しています。
  半年間の授業を通して、自分にとっても良い経験となりました。

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 私は基礎工学部情報科学科のプログラミングAと文学部の情報活用基礎のTAを行っています。
まず、プログラミングAでは、受講生はプログラムを組む経験をつむわけですが、受講生はさらに進学するにつれて情報系の勉強を進めていくわけであり、サイバーメディアセンターでの演習において、Linuxのシステムに慣れるということは重要な経験になるのではないかと思います。
 それに対して、情報活用基礎の方ですが、こちらは文学部などでは、コンピュータと縁のない学生も少なくはありません。そのため、受講生には、この授業でコンピュータの使い方になれてもらうという目標があると思います。ここで用いるシステムが世間で一般的なWindowsではなく、Linuxであるということは、慣れないシステムを経験するという意味はあるとは思うのですが、とっつきにくくなってしまう感は否めません。また、サイバーメディアセンターのLinux端末で用いることが出来るソフトが不便であるということもあります。特に、大量の負荷がかかる処理を同時に行うとサーバがダウンしてしまうことがしばしばでした。これが改善されれば、より、授業を円滑に行うことができ、よりスムーズに受講生にコンピュータの操作を体感してもらうことが出来るのではないかと思います。

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 私が情報活用基礎のTAとしてCMCを利用していて感じたことは、私が入学した頃よりは、かなり使いやすくなったということです。私が入学した頃とは異なり、Linuxに入っているStarSuiteはOfficeに近い感じで作られているために、すでにOfficeを使っている学生も比較的使いやすく、また今までにコンピュータをあまり触ったことがなかった学生でも、StarSuiteをある程度使えるようになれば、後にOfficeを使うことになった場合でも適応しやすいのではないかと思われます。研究室に配属されると、パソコンを使ってレポートを作成したり、発表をしたりする機会が増えるので、配属されるまでにLinuxを使って、ある程度コンピュータに慣れ親しんでおくことはとても大切なことだと思います。
 TAとして授業をみていて気になったことは、Mozilaを立ち上げようとした際に、うまく立ち上がらないことがあるということです。大抵は、ロックファイルの解除を行うことでこの問題は解決でき、その方法はログインした際にインフォメーションとして最初に出てくるのですが、できることなら最初から解除されているほうがいいのではないかと思いました。また、コンピュータがいきなり落ちてしまいログイン画面になるというのも何回か見たことがあります。何らかの不具合で、使用中のアプリケーションだけが落ちてしまうならまだしもログアウトまで起こってしまった場合、学生にとっては結構ショックな様です。これらの事態をなくすことができれば、よりコンピュータが使い易くなると思います。